株式投資と読書 資本主義社会で生きる知恵と知性

株式投資と読書。株式投資を実行する上で重要な投資哲学をつくりあげ、磨き上げていくために書籍の中から賢人の思考回路や知恵又は株式投資の初心者が知っておくべき大事なコトを抽出しています。投資哲学や思考・知恵は読書から作られます。
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株式投資と読書 マンガーの智慧とは





完全なる投資家の頭の中
トレン・グリフィン
パンローリング株式会社

智慧

そもそも基本的な智慧(worldly wisdom)とは何なのでしょうか。
その最初のルールは、バラバラな部分を集めて総和としても、全体として機能することはないということです。
それらの事実を理論の縄としてあざなうことができなければ、使えるものにはならないのです。
―チャーリー・マンガー(1994年のUSCビジネススクールでの講演)

知識は、幅広い分野の大きなアイデアを、その一部ではなく、全部を繰り返し使って考えていかなければなりません。
ほとんどの人はひとつのモデル(例えば、経済学)で訓練されているため、そのなかでですべての問題を解決しようとします。
古いことわざにもあるように、「金槌しかもっていない人には、すべての問題が釘に見える」という状態です。
しかし、これは問題の賢い対処方法とは言えません。
―チャーリー・マンガー(2000年のウェスコ株主総会)

すべての智慧を持ち合わせている学問分野はありません。
詩を研究している教授に、世間的な常識を持ち合わせていない人が多いのはそのためです。
彼らの頭には十分なモデルが入っていません。
―チャーリー・マンガー(1994年のUSCビジネススクールでの講演)

モデルとはどういうものなのでしょうか。
まず、最初のルールは複数のモデルを持つことです。
いつも使っている一つか二つのモデルしかないと、人の心理は現実をねじまげて自分のモデルに合わせるようにできているからです。
―チャーリー・マンガー(1994年のUSCビジネススクールでの講演)

マンガーは、彼が智慧(worldly wisdom)と呼んでいる取り組み方を、ビジネスにも人生にも応用している。
彼は、幅広い分野(心理学、歴史、数学、物理学、哲学、生物学ほか)の異なるモデルを用いれば、人はそれらを組み合わせて総合的なアウトプットを生み出すことができ、それにはパーツ(知識や知恵)の寄せ集めよりも高い価値があると考えている。
ロバート・ハグストロームは、智慧に関して書いた「インベスティング―ザ・ラスト・リベラル・アート」(Investing:The Last Liberal Art)という素晴らしい本の中で、「さまざまな知識分野が絡み合うと、その過程でそれぞれが強力になる。思慮深い人は、それぞれの知識分野からカギとなる重要なメンタルモデルを引き出し、それらを組み合わせ、すべてが融合した理解を生み出すことができる。幅広い見方をするための研鑽を積んでいけば、智慧は自然に身についていく」(ロバート・ハグストローム著「ラティスワーク(Latticework)」2000年)と述べている。





ウォール街で勝つ法則 株式投資で最高の収益をあげるために





ジェームズ・P・オショーネシー著
パンローリング株式会社



本書の分析結果は、上げ相場で有頂天になっている投資家、下げ相場でうなだれている投資家どちらに対しても示唆に富んだものである。
著者は言う。優れた投資手法を知っていることと、実際に金儲けをすることとは別のことだ、と。
どんな投資戦略にも市場に勝てない時期はある。
そんなときでも、「一貫して、辛抱強く、あたかも奴隷であるかのように、ひとつの投資戦略に従うことのできる能力」こそが、長期的に市場を上回る成果を上げる秘訣だ、と。
これは、いわゆる「プロ」の運用者にとっても耳の痛い話である。
組織に属していれば、不調な時期において採用している戦略の変更を求められることは珍しいことではない。
それに屈することなく手法を守り続けることは(組織人として)大変に難しい。
しかし、戦略に致命的な欠陥を発見したのでないかぎりは、長期的妥当性を説明し忠実に実行し続ける、というのがプロとして大切な資質であると本書は語っている。
本書において最も有効なバリュー指標とされているPSR(株価売上倍率)であるが、この戦略とて2年続けて相対リターンがほかの戦略を下回ったことがある。
本書で示した長期間にわたる投資成果を見ている読者なら、2年程度の負けなぞ十分耐えうると考えられるかもしれない。
しかし、リアルタイムでマーケットに携わっている場合の2年間というのは短い時間ではない。
特に別の戦略が(それが過去に負けていた戦略であっても)市場を大きく上回っていれば、なおさら「今回はマーケットが変質したのだ」という思いに駆られ、「ほかの投資手法に鞍替えすべき」という誘惑に勝つのは容易ではないだろう。
しかし、著者は繰り返し言う。
歴史はけっしてそのままの形では繰り返すことはないが、同じような種類の出来事は繰り返し起こり続ける、と。






コンテンツ
株式投資と読書 バフェットの読書法
株式投資と読書 マンガーの智慧とは
株式投資と株式会社と資本主義
マーケットが暴落しても心配ない投資とは
バフェットの投資法 ”いい会社の株をそこそこの値段で買う”
株式投資と読書 読書しなくてもネットで十分だという人の末路
ウォール街で勝つ法則 株式投資で最高の収益をあげるために
一貫して賢明な投資戦略を用い続けることが長期的に市場で勝つ唯一の方法である
海外株式投資は海外ETFを利用して投資
 
書籍本文からの引用は記事中の

の中に記載しています。